21世紀は自然派の時代

常に原風景を大切し、フィールドに徹したい!!


 農業生産物は、地域の「風土」によって育まれ、「風土」のエッセンスであると言っても過言ではありません。「風土」とは、いうまでもなく気象と土壌であり、農産物と気象と土壌の関わりを現場の感覚で検証したいというのは長い間の念願でした。私は長い間、土壌診断事業に携わり土壌肥料の専門家として活動してきました。そして、いままでの活動を活かして気象と土壌の二つの分野にまたがる「風土」の専門家を志し、気象予報士の資格を取得、気象と農業や生活との関わりあいをテーマに在野で活動しています。
 また農業は気象型産業であり、「
農業はバラツキの産業である」は私の経験とデータ解析から生まれた持論であり、客観的なデータと経験と観察が融合した”農業のQC活動”を提唱しています。
 最近、機器類の発達でいろいろなデータ分析が可能になりましたが、生産現場から離れデータだけをみて頭だけで判断していることをみるにつけ、かつて車に土壌分析器具を積んで農協や生産現場を歩いた、あの原点に帰ることが大切だと痛感しています。簡単な手段でもいいから、「
常にフィールドに根ざす」ことの大切さを忘れてはいけません。そして、常に「誰のために何のためにするのか」を検証する必要があります。
 私は、愛媛県八幡浜市の山間(やまあい)に生まれ育ちました。その家から見える谷間の風景が「
私の原風景」です。そこには父祖代から丹誠込めて柑橘を栽培し、人間の本来の幸せは、「自然の懐に抱かれ自分で作ったものを食べる」ということであることを両親から教わりました。そして、生きる喜びとは「自分のしている行為が人の役に立つ」ということであるということも人生の折り返し点で知りました。
 この山間(やまあい)の原風景のなかで、気象をライフワークとして、生きていきたいと思います。


あらし山山荘から望む谷間の風景
あらし山の自慢の一品、「ナベリーナ」

 また、インターネットなど通信手段の発達とともに町にいる必要はなくなりました。おいしい空気や水、そして食べ物、静寂な環境、自然は厳しいけれど、これから”過疎地がトレンディー”です。さらに、21世紀では20世紀の価値観は通用しないと言われ、特にいままで無関心だった「水」や「空気」そして「自然」がキーワードになると思われます。
 
自然との調和・共存こそ21世紀のテーマです。
愛犬ベル
みかん山で過ごす一日